FULLBACK MLU

準汎用タイプ

常時インバータ給電方式

N+1のユニット冗長方式を採用し、省スペースで高信頼性を実現。

入力電圧
200V系
出力電圧
200V系
出力容量
10kVA〜50kVA
MLU製品画像

特長

ユニット並列冗長運転による高信頼を実現

N+1構成にすることにより万が一のユニット異常(1台)時にもインバータ給電を継続できます。

単機でも並列冗長構成

  • 万が一のパワーユニット故障(1台)時にも無瞬断でインバータ給電を継続でき、容易に脱着可能なパワーブロックは速やかな復旧を可能にします。
  • ユニット冗長構成のため、従来の並列冗長構成よりも小型軽量化が実現でき設備導入費用を抑えることが可能となります。
説明図:ユニット冗長構成

ユニット冗長構成

MLUパワーユニット

高効率

3レベル変換回路を採用することにより、スイッチング損失とフィルタ損失を低減させ、最高効率93%を実現しました。

装置最高効率を示しており、保証値ではありません。

2系統受電対応

交流入力とバイパス入力を別系統から受電可能です。プラントや重要設備への適用も可能です。

各種カスタム対応(オプション)

入出力盤にて、様々な入出力電圧、負荷分岐数、盤面表示等に対応します。標準以外の塗装色やハンドル・鍵の指定も可能です。エアフィルタ実装や基板コーティング等の防塵対応も承ります。

迅速な保守対応を支援

パワーブロック(電力変換部)、FANブロックをユニット化することにより、脱着が容易な構造とし、現場での点検・交換作業時間を大幅に短縮できます。

長寿命部品採用

電解コンデンサやヒューズ類は長寿命タイプを採用。定期交換部品は蓄電池とFANのみとなり、保守費用の低減に貢献します。

説明図:MLU交換周期

交換周期:平均周囲温度 25℃にて

タッチパネル採用

高輝度のLCDタッチパネルを採用。視認性に優れ、直観的な操作や設定が可能です。また、運転状態や各種計測データ等をグラフィカルに分かりやすく表示します。

説明図:MLUタッチパネルイメージ

タッチパネルイメージ

説明図:MLU系統図+計測表示

系統図+計測表示

説明図:ユニット状態表示

ユニット状態表示

  • 標準仕様
  • 外形図
  • その他

標準仕様

仕様表(ユニット冗長運転機能付)

型式名 MLU 備考
103TT2-N1 203TT2-N1 303TT2-N1 403TT2-N1 503TT2-N1
定格出力容量 10kVA
8kW
20kVA
16kW
30kVA
24kW
40kVA
32kW
50kVA
40kW
短時間定格 15kVA 30kVA 45kVA 60kVA 75kVA 1分間
運転方式 商用同期常時インバータ給電方式
交流入力 相数・線数 三相3線
電圧
(変動範囲)
200V、210V (±10%) 指定による※1
周波数
(変動範囲)
50Hz、60Hz(±5%) 指定による
力率
(定格負荷時)
0.93以上 定格入出力時
最大入力容量 11kVA 21kVA 31kVA 41kVA 51kVA
交流出力 相数・線数 三相3線
電圧(精度) 200V、210V(±1%) 指定による※1
電圧調整範囲 ±5% 定格入力時
周波数 50Hz、60Hz (非同期時:0.01%/同期範囲:±1%、±3%、±5% 工場出荷時:±1%) 交流入力周波数と同じ
定格負荷力率 0.8(遅れ)、範囲0.7~1.0(遅れ) 定格0.9も対応可能
定格実効電流 29A 58A 87A 115A 144A ※2
許容ピーク電流 72A 144A 217A 289A 361A 瞬時値
過渡電圧変動 ±2%以下(停電復電時)、±5%以下(0%⇔100%負荷急変時)
整定時間 50ms以下(バイパス定格時)
電圧波形歪率 2%以下(線形負荷)、5%以下(非線形負荷)※3
電圧不平衡比 ±1.0%以内(100%負荷不定衡時※4
過負荷耐量 インバータ:125%(10分間)/150%(1分間)、バイパス:1000%(半サイクル)
バッテリ 直列セル数 180セル
その他 総合効率 90.5% 91.0% 定格入出力時※5
発熱量 0.9kW 1.6kW 2.4kW 3.2kW 4.0kW 定格入出力時
冷却方式 強制冷却
騒音 62.0dB以下 63.0dB以下 64.0dB以下 65.0dB以下 66.5dB以下 正面1m、A特性
使用環境 周囲温度:0~40℃、相対湿度:30〜90%(但し無結露のこと)
対応オプション ネットワーク管理用エージェント(FNA-34)※6
耐震性能 水平方向加速度 9.8m/s2(1.0G)
塗装色 マンセル5Y7/1 焼付 半ツヤ

1 200Vおよび210V以外の場合は、オプション周辺盤での対応となります。詳細につきましてはお問い合わせください。

2 出力電圧を200Vに設定した時の値です。210V設定では定格電力までの電流になります。

3 非線形負荷はJIS C 4411-3準拠

4 100%負荷不平衡時、実効値線形負荷にて、

計算式:負荷不平衡比、電圧不平衡比

5 効率測定値の裕度:JEC-2410-2010による。

6 ネットワーク管理エージェントからのUPS停止制御は行えません。ご利用にあたっての詳細につきましてはお問い合わせください。

接点インタフェース

接点出力
(無電圧接点a接点)
「バイパス給電」、「インバータ給電」、「同期中」、「停電」、「バッテリ電圧低下」、「重故障」、「軽故障」、「リモートモード」、「インバータ運転」、「出力有」
接点入力
(無電圧接点a接点)
「運転」、「停止」、「復帰」、「バイパス」、「非常停止」、「発電機オン」

外形図

UPS本体

単位:mm

外形図:UPS本体1
型式 幅 W 奥行 D 質量(kg)
MLU-103TT2-N1 400 750 240
MLU-203TT2-N1 265
MLU-303TT2-N1 290
MLU-403TT2-N1 315
MLU-503TT2-N1 340

蓄電池盤

外形図:蓄電池盤

MSE 型蓄電池・・・制御弁式据置鉛蓄電池(期待寿命 約7~9年)

出力容量
(kVA)
バックアップ
時間
蓄電池容量
(Ah)
外形寸法(mm) 質量
(kg)
面数
W D H1 H2
10 10分 50 850 750 1700 100 980 1
20 10分
30 10分
40 10分 100 1300 1700 2
50 10分

入出力盤

外形図:入出力盤
出力容量
(kVA)
外形寸法(mm) 質量
(kg)
W D H1 H2
パターン1 パターン2 パターン3 パターン1 パターン2 パターン3
10 500 500 500 750 1700 100 300 300 450
20 650 650 650 750 1700 100 400 450 650
30 650 650 650 750 1700 100 450 500 750
40 650 650 650 750 1700 100 500 550 850
50 650 650 650 750 1700 100 550 550 850

入出力線径表

型式 交流入力 交流出力 接地(C種以上) 推奨外部設置
受電用ブレーカ容量
(両切り)
端子
ネジ径
推奨線径 端子
ネジ径
推奨線径 端子
ネジ径
最低線経
MLU-103TT2-N1 M8 8mm2×3芯 M8 8mm2×3芯 M8 3.5mm2 40A
MLU-203TT2-N1 M8 22mm2×3芯 M8 22mm2×3芯 M8 5.5mm2 75A
MLU-303TT2-N1 M8 38mm2×3芯 M8 38mm2×3芯 M8 8mm2 125A
MLU-403TT2-N1 M10 60mm2×3芯 M10 60mm2×3芯 M8 14mm2 175A
MLU-503TT2-N1 M10 100mm2×3芯 M10 100mm2×3芯 M8 14mm2 200A
  • 入力に漏電遮断器を使用する場合は、高調波対策品を選定ください。
    UPS単体の漏れ電流は50mA以下ですが、負荷設備の漏れ電流の考慮も必要です。
  • 推奨線径はAC200V、CVケーブル(こう長10m、基底温度40℃)の場合です。
    実際の入出力電圧、線種、こう長に合わせて適切な線径を選定ください。
  • 端子ネジ径は入出力盤にてカスタマイズが可能です。詳細につきましてはお問い合わせください。

その他

保守バイパス回路

UPS本体の精密点検を行う際に、負荷設備への給電を停止することなく点検を行うための回路です。

標準入出力盤

入力系統、出力分岐、絶縁トランスなどの構成パターンを標準化したものを用意しております。
お客様のご要望に合わせた個別対応品も可能ですのでお申し付けください。

パターン1

入力三相200V、出力三相200V

システム構成図:標準入出力盤パターン1

パターン2

入力三相200V、出力単相3線200-100V×2回路

システム構成図:標準入出力盤パターン2

パターン2はスコットトランスで単相出力を2分岐にしています。各分岐の最大出力はそれぞれUPS定格の半分となります。

パターン3

入力三相400V、出力三相200V

システム構成図:標準入出力盤パターン3

待機冗長運転方式

システム構成図:待機冗長運転方式
  • 常用UPSのバイパス回路(系統B)を予備UPSで無停電化した方式で、常用UPSがバイパス給電に切り換っても、引続き予備UPSから無停電の安定した電力を給電できます。
  • 複数台の常用UPSを設けることで、設備に合わせた常用UPSの組み合わせが可能となります。また、予備UPS容量を常用UPSより大きくすることで、複数台の常用UPSがバイパス給電に切り換っても無停電の安定した電力を給電することができます。
  • パワーユニットを増設(N+1構成)する事により並列冗長機能も期待でき、1つ上の給電信頼性を実現することが可能になります。

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2 産業用製品 産業用蓄電池、電源システム、電動車両用鉛電池および充電器など
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