UPSをご使用になる前に必ず添付の取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
安全上のご注意
用途制限
禁止
- 人命に直接かかわる医療機器などへの使用や、人身の損傷に至る可能性のある電車、エレベータなどには絶対に使用しないでください。人の安全に関与し、社会的、公共的に重要なコンピューターシステムなど公共の機能維持に重大な影響を及ぼす可能性のある設備機器には、システムの多重化や発電機設備を設置するなど運用、維持、管理に特別な配慮が必要となります。
設置
禁止
- UPSは基本的に屋内用として設計されています。屋外などの湿気や粉塵の多い場所や、塩分や腐食性ガス、可燃性ガスの発生する場所、鉄分および油(オイルミスト)のある場所では使用しないでください。装置故障の原因となるおそれがあります。
- UPSは水がかかるような場所、熱を発生する機器の近傍や、直射日光が当たる場所では使用しないでください。装置故障やバッテリー劣化などにより、火災の原因となるおそれがあります。
- UPS周辺での喫煙や火気は使用しないでください。バッテリーからの発生ガスに引火して、爆発、破損により、けが、火災の原因となるおそれがあります。
警告
- UPSを設置される場所は、要項表(仕様書)で定められた使用環境、電源環境で使用してください。
装置故障、部品劣化などにより寿命を短縮させる原因となるおそれがあります。
- UPSは装置の重量に耐えられ、かつ水平な場所に設置してください。また組立据付は確実にしてください。地震時の装置移動、落下、転倒などにより、装置故障、事故の原因となるおそれがあります。
- UPSは密閉された環境でのご使用、吸排気口を塞ぐなど、風通しの悪い場所でのご使用は避けてください。装置内部温度や周囲温度が上昇し、装置故障やバッテリー劣化などにより、火災の原因となるおそれがあります。
注意
- 入力プラグの接地極、または接地端子は必ず接地してください。感電および誤動作の原因となるおそれがあります。
定期点検/保守部品交換
禁止
- 弊社UPSを保守できる弊社保守員以外は内部の修理等を行わないでください。誤った点検、修理、操作は装置故障および事故の原因となるおそれがあります。
- 清掃時はシンナーなどの有機溶剤は使用しないでください。化学変化によりUPS故障および事故の原因となるおそれがあります。
警告
- UPSをより安全にご使用いただくために定期的に日常の点検を実施することをお奨めいたします。
- UPSに内蔵されているバッテリー/冷却ファンには寿命があります。バッテリー/冷却ファンは推奨交換年数までに交換してください。
寿命を超えた状態で使用された場合、停電時にバックアップできなかったり、バッテリーの電解液が漏れることがあり、漏電、感電、発煙および発火などの二次災害の原因、装置故障の原因となるおそれがあります。
ただし、バッテリー/冷却ファンの寿命は使用温度条件や放電電流、放電回数などの要因によって大きく変化しますので、使用環境により交換周期は異なります。
その他
禁止
- 濡れた手で、UPSに触らないでください。感電のおそれがあります。
- UPSの吸排気口から異物を差し込まないでください。装置故障の原因となったり、けがをすることがあります。
- 運転中にUPSを移動したり転倒させないでください。装置故障の原因となるおそれがあります。
- UPSの上部に乗ったり、物を置いたりしないでください。けがや装置故障の原因となるおそれがあります。
- UPSの上部に水などの液体の入っているものを置かないでください。感電、装置故障および火災の原因となるおそれがあります。
- ビスなどを外してのUPS分解・改造は絶対にしないでください。感電および装置故障の原因となるおそれがあります。
- 運転中、停止中にかかわらず、UPS内部品に触れないでください。また、運転中、停止中にかかわらず、指定部分以外のカバーは絶対に開けないでください。感電および装置故障の原因となるおそれがあります。
- UPSの絶縁耐圧試験や絶縁抵抗試験は実施しないでください。装置故障および事故の原因となるおそれがあります。
- UPSを異常状態のままで使用しないでください。特に、煙・音・においに異常のある場合は、速やかに本装置を停止してください。装置故障および事故の原因となるおそれがあります。UPS停止後、弊社またはお買い求めになられた販売店に連絡して点検を受けてください。
- UPSに付属している部品を他の装置・電気機器に使用しないでください。また、他の装置・電気機器の付属品をUPSに使用しないでください。機器故障のおそれがあります。
- UPSには振動、衝撃を与えないでください。装置故障の原因となるおそれがあります。
- UPS近傍において携帯電話およびPHSは使用しないでください。ノイズなどにより異常動作となるおそれがあります。
注意
- 弊社UPSは日本国内仕様品です。国外での使用については別途お問い合わせください。日本国内仕様品を国外で使用すると、電圧、仕様、環境が異なり発煙、発火の原因となることがあります。
- UPSを長い間ご使用にならない場合は、3ヶ月に一度は24時間の充電運転をしてください。また、できるだけ低温(20℃以下)の部屋に保管してください。
- ご使用済みのUPS(バッテリーを除く)を廃棄する場合は、各自治体の廃棄方法に従ってください。詳しくは各自治体へお問い合わせください。なお、新規に弊社製UPS又は交換用バッテリーを購入いただきました場合(下取り)に限り、弊社にてUPSまたは交換用バッテリーの引取が可能です。詳しくは、弊社および弊社販売店へご相談ください。
- UPSに内蔵している鉛バッテリーはリサイクル可能な貴重な資源です。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」において、「特別管理産業廃棄物」に指定されていますので、むやみにバッテリーを廃棄することは禁止されています。適切なリサイクル施設にて処理いただきますようお願いいたします。なお、新規に弊社にて交換用バッテリーを購入いただきました場合(下取り)に限り、弊社にてバッテリーの引取が可能です。詳しくは、弊社および弊社販売店へご相談ください。
システム構築上のご注意
禁止
- 半波整流負荷をUPSに接続すると、UPS回路内部の電圧バランスを崩し、不安定動作をする原因となります。これはUPS故障の原因となりますので半波整流負荷は使用しないでください。
- UPSには回生電力のある負荷には使用できません。モーター負荷のような回生電力のある負荷機器は接続しないでください。
警告
- UPSと発電機の組み合わせによっては、発電機の制御機能に異常が発生することがあります。その結果UPSに過大な電圧が印加される等の事象が発生し、UPSも破損に至るおそれがあります。発電機の選定については発電機メーカーにお問合せのうえ、必ず事前にマッチング試験を実施してください。
- レーザー記録方式プリンタはトナーを定着させるためにヒーターを使用しています。このヒーター温度を保つためにサーモスタットによるON/OFF制御を行っているため、数分間隔にてヒーター電流が流れます。この突入電流がプリンタ定格電流の3~10倍となります。したがってUPS選定の際にはこの容量を見込んで選定するかまたはプリンタを負荷機器の対象から除外してください。
- 火災予防条例では同一防火区画に設置できるバッテリーの総容量を規定しています。 弊社のUPSは増設バッテリーを含めても、全て火災予防条例の定める電池容量(4800Ah・cell)未満でラインナップしていますが、複数台UPSが設置されている場合は4800Ah・cell以上となることがあります。超過した場合には管轄の消防署にご相談ください。
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