Acroware-iGYupsDriver（AWUPSD）

電源異常シャットダウン機能

電源異常発生時にあらかじめ設定したカウントダウンタイマに従って、自動的にシステムのシャットダウンを実行します。

シャットダウン前のコマンド実行機能

電源異常シャットダウン前に任意のコマンド（シェルやバッチ）を実行することができます。シャットダウン前にデータベースの停止処理実行等に利用することができます。

イベントログ機能

電源異常、バッテリー異常及びUPS故障等をOSのログ（イベントビューアまたはSyslog）へ記録することができます。OSのイベント監視を行うミドルウェアなどと連携し、イベント通報するといった運用に利用することができます。

他のアプリケーションからのシャットダウン実行機能

他のアプリケーションから本ドライバに付属のコマンドを実行することで、任意のタイミングでOSのシャットダウン及びUPSの出力停止及びUPSの再起動も行えます。ミドルウェア、OSのタスクスケジューラまたはcrontabから本コマンドを実行することで簡易的にシステムのスケジュール運転が行えます。

組み込み用途向け機能

本ドライバはシャットダウン機能に特化することでインストール後のプログラムサイズが約150KB～300KB^※になります。組み込み用途に適しています。また各種初期設定はインストール前にファイル編集により行うことができます。大規模なシステムを構成する場合にはセットアップ工数の削減が行えます。

ログファイルが初期値時のサイズです。OSの種類によりサイズは異なります。

注意事項

ユーザインタフェースについて

本ドライバは、シャットダウン機能に特化したドライバプログラムです。GUI、CUI及びWEB　UI等のユーザインタフェース機能は付属しておりません。初期設定はファイル編集にて行います。またリアルタイムでUPSの状態を表示する機能も付属しておりません。

計測値情報について

本ドライバには、UPSの計測値情報をログする機能は付属しておりません。

シリアルポートについて

本ドライバ（シリアル版）は、各システムの汎用シリアルポートで通信を行います。システムによっては、汎用シリアルとして利用できないシリアルポート （管理用専用ポート等）がございます。ご使用になられるシステムの仕様をご確認の上ご利用ください。
また汎用シリアルが無いシステムの場合は、このドライバはご利用いただけません。シリアルポートの拡張や弊社ネットワーク版 （Acroware-iGYnetworkAgent）等をご検討ください。

ライセンス

本ドライバのライセンスは、対応UPSのバンドルライセンスとなります。UPSをご購入いただいたお客様は弊社ホームページのユーザ登録を行って頂くことで、本製品をダウンロードしご利用して頂けます。

必要なオプション

Acrostar THA及びArostar THB、YUMIC SHD、Acrostar THA2シリーズをご利用のお客様は、本ドライバをご利用頂く場合、別途以下の通信ケーブルが必要になります。

Acrostar TSB、Acrostar TSUシリーズをご利用のお客様は、装置本体に添付されている通信ケーブルをご利用頂けます。

他にケーブル長5m／10m／15mのパッケージも用意しております。

Windows版

UPSインターフェース：RS232C

.NET 2.0 および .NET 3.0 を含む .NET Framework 3.5 Features がインストールされていない場合は、インストールする必要があります。

Acrostar-TSUをご利用の場合は、Windows10のみ対応。管理ソフトウェアダウンロードのページよりダウンロードしご利用ください。AWUPSDは［AWUPSDv130_Windows_R200918］以降で対応しています。

Linux／Unix版

UPSインターフェース：RS232C